Fender jaguar

去年の2月10日に改造したようなふりのジャガーをお披露目しましたが、
実は Classic Player Jaguar® Special HH の新品です。

携帯で撮った為、写真写りが悪いですが・・・。

まずは、新品のセットネックギターを買った際の恒例行事を行いました。
素人でも出来るギターの調整です。


ネックを外してギターのボディーとネックの接触する部分の余分な塗料の削りです。


ペーパーとヤスリを使ってムラになっている塗料を削ってネックとボディーの接触
良くします。ポケットのところとか、ネックの部分に塗料が厚く塗ってあって
どう考えても密着性が良くない!!
ネックのネジが入る穴の部分も穴の周りは盛り上がっていました。
工場で制作するときは電動もしくはエアーの工具で締め付けるから当然ネジが食い込むにだから穴の周りは盛り上がってしまいます。
そこで一度バラして、再び組み直すのが良いと思います。

さらにこのジャガーにはバーコードのシールが張ってあってさらにその上に塗装がしてあるから盛り上がっている状態・・・。密着性が良いはずがあるわけない!
もちろんこんなバーコードシールなんかは不要だから、剥がしてしまいました!
でも、後々の為に剥がしたバーコードシールは保存してあります。


しかし、このジャガーにはシムは入っていませんでした!
アタリのギターかもしれません♪



その後肝心なネックとボディーを止める部分の穴の塗料を削り取りました。
製作行程でジョイントの穴をあけた後に塗装をするらしく、穴が塗料で小さくなっている場合があります!
以前USAのストラトでネックを外して戻したときにボディーの穴がネックを止めるジョイントネジより狭くなっていてネックがうまく付かなかった経験がありました。
いくらネジを締め込んでもネックがボディー着かないで、ボディーの穴にネジが効いてネックジョイントプレートがボディーにメリ込んでいくんです!!!
アメリカ製は特にいいかげん!!!


そこで、ジョイントネジが抵抗無くネックをボディーに締め付けるように穴を広げます。


このギターもやはり穴が塗料で塞がっていたので(ネックジョイントネジだけ穴に入れると指では回らなかった・・・。)丸棒ヤスリで塗料を削り指でストレス無く回るようにギリギリの大きさに広げました。


上記の項目をする事でボディーとネックの密着性が向上してギター全体で振動するようになると思います。


参考までにネックやピックガードなどを外して、再び取り付ける為に木ネジを締める際の注意点をご存知ですか?
ご存知の方もいるとは思いますが、知らない方の為に一言。
ネジを闇雲にドライバーで締め付けては駄目です!
せっかく木ネジでボディーに出来たネジ山を再び木ネジで潰してしまいます。
一度外して取り付けたなら、二度と外さないと言うのであるならまだしも、
今後外したり付けたりするのであるなら必ず行ってください!
何度付けたり外したりしているうちにネジ山が潰れてネジが効かなくなってしまいます。


再び木ネジを締める方法はまず時計まわしにネジを締めるのではなくて、
反時計回りでネジを回してみてください。


すると、回しているとコツン、コツンと段差が感じられると思います。
そのコツン段差が感じられたところで時計回りにネジを締め込んでいくんです。
コツンと感じるのはネジ山の始まり部分だからです。
そのコツンとなったところでネジ山始まりにネジの始まりが合ったことになります。
これで、ネジ山を潰さずにネジを締める事が出来ます。
大切なギターですから気を使ってあげたいですね。
是非、皆さんも確認してみてください!